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11.26.2009

専門特別講義_7 建築家・プロダクトデザイナー 黒川雅之さん

今回は建築家であり、プロダクトデザイナーの黒川雅之さん。

黒川雅之さんは建築とプロダクトの両方を扱っている。そんな黒川さんだからこそ、ものも環境と言っていた。椅子は2つの面を持っていて、座るほうが母親のような胸性。背もたれの方から見るとおやじの背中のような感覚がある。背もたれと座面がまるで母親の膝の上のようで、包みこまれるような感じがするという。一方で背もたれの方から見ると、どこか冷たい親父の背中のよう。母が空間や環境で親父の方は物性。このような考え方は今までになくておもしろいと思った。そうゆうように違う視点から見たら違うデザインが生まれるかもしれない。

黒川さんには8つの概念がある。

1つ目は素材。素材というのは地球そのものである。究極を言えば、石に腰かけるだけで椅子になる。そう考えると、複雑なデザインはいらないのかもしれない。素材はもう用意されている。あとはそこにどう手を加えるかだけなのだから。

2つ目は群体。群体とは全体を見ず、隣のことだけがわかる未完成の集団のこと。みんなが同じではつまらない。みんながみんな違う意見を持っているからこそ意味があり、おもしろいのではないか。

三つ目は破綻。死ぬから花は美しい。終わりがあるからこそやれることがあり、何事も終わりと始まりがある。よく聞くあたりまえのことだけど考えてみると、壊れるからこそ人への配慮が考えられ、壊れそうだから人はそれを大事にしたりする。わかりやすいようにただ丈夫で壊れにくいものではなく、そういう人にある程度、委ねたデザインもおもしろい。

4つめは気配。デザインはかわいいいとかかっこいいとかだけで考えられる単純なものではない。おもしろかったのは、日本の建築は傘の家と呼ばれ、開いた建築である。これは男性性のある建築で、ヨーロッパなどは箱の家と呼ばれ、閉じた建築である。これは女性性のある建築。建築の世界にもそういう考え方があるんだ。おもしろい。他にはあと、偶然、沈黙、曖昧、原型という言葉だった。

 そのあとは、黒川さんの会社「株式会社ケイ」についてのお話だった。作りたいものを作らないとおもしろくない。その通りだと思う。それをするのは難しいかもしれないけど、やり続ければだんだんファンもえきてくるのかもしれない。

学校は企画するところまでしかあまり教えないが、デザイナーはその後のことまで考えるべき。確かにそこまで考えないといいデザインはできないのかもしれないと思った。その後っていうのは製造の仕方とか宣伝とかそうゆうこと。


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11.12.2009

専門特別講義_6 プロダクトデザイナー秋田道夫さん


今回はプロダクトデザイナーの秋田道夫さん。

テーマは、「この10年-プロダクトデザインの場合」ということで、秋田さんにとっての10年。プロダクトデザインの10年についてお話してもらいました。

ポイントとしては
・セルフプロデュース 自分が見られているという意識。自分がどう見られたくて、自分のデザインをどう分かってほしいか。

・デザインの話をするときは、分かりやすいようみんなの共通言語を持って説明する。

・この10年のプロダクトデザインは80%が深澤直人。

・自分にのサイトのアドレスには自分の名前をいれる。しかも「.jp」で日本のデザイナーをアピール。

・デザイン家電はプロダクトではなく、グラフィックのデザイン。


というような感じでした。


途中、秋田さんは最近「この10年展」という展示をやり、そのときの作品パネルをみました。
教室がプチ美術館。

途中からはなぜか、山崎先生との対談形式になりましたw

秋田さんのお話しは、言いたいことがはっきりわかって楽しかったです。
セルフプロデュースの件で覚えていたのは、前にも名刺を作るときに、フォントやトーンで印象が変わる。どんなフォントを使ったらどんな印象を相手が持って、自分はどう思われたいのか考えながらデザインする。それと似ているような気がしました。

今まで一番メモ取りましたw


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11.06.2009

専門特別講義_5 富士通デザイン 上田義弘さん

今回は富士通デザインの上田さんがお話に来てくれました。テーマはICTデザイン、つまり情報通信技術のデザインについてです。富士通デザインのポリシーは「Human Centered Design 」です。これは、人間中心のデザインということで、富士通の代表的ならくらくホンなどはこういうところから生まれたのだなと思いました。

また富士通には「IW2トータルデザイン」という考え方があり、ITの進化によって会社などの物や人が減り、新しいスペースが生まれる。そこにできた新しいスペースや時間を使って、何か新しいことができるかも。ではそこで何ができるだろうかという考え方です。最近色んな人の話を聞くと、こういった話は良く出てくる気がします。時代はどんどん変わって、効率化と共に新しい価値をどう生み出すかが今大事なことなんだと思いました。

今回一番好きだったのは携帯についてのお話でした。

携帯には二つ折りやスライド携帯などの基本的なスタイルがあり、それはサービスと共に進化しているということでした。例えば、最初は通話だけのため一本型。メールやネットができるようになり、画面を大きくしボタンを押しやすくするために二つ折り。TVなどが見れるようになり、TVなどが見やすいように横画面になる携帯というような感じです。

今まではなんとなくそっちのほうがかっこいいから急にスライドになったりしているのだと思っていたけど、それにはちゃんと理由があり、やっぱりデザインはなんとなくじゃいけないんだと思いました。よくその形にはどんな意味があるのって聞かれるし、なるほどと思いました。

ちなみに次は携帯の画面とキーボードの部分が分離するタイプが考えられており、さまざまな使い方がより直感的に操作ができたりするのかなと思いました。


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10.29.2009

専門特別講義_4 スバル 石井守さん


今回はスバルの石井さんがお話に来てくれました。うちの車はスバルのレガシィなので楽しみにしていました。最初のお話はまずデザインとは何かというお話。やっぱり使う人の気持ちや生活をよくすることは当たり前だが、プロとしては企業的にて儲かり、またお客さんの要望も満たすという両方を満たすことが重要ということでプロの大変さを再確認した。

車のデザインについての話はすべてが初めて聞くことなので大変興味深かった。まず車は作るのに約5年。そして販売に5年と、車は10年先を見据えて作らなければいけないという大変長丁場なもの。10年後を考えながら物を作るっていうのはどう考えていくのだろうと思った。自分はそういう何年後はどんなニーズがあるとかを考えながらデザインを考えたことはないのでやってみたいと思った。

車はたくさんの工程を経て、完成に至る。まず車のデザインでは人間と荷物とエンジンと4つのタイヤをどこに置くかでデザインがほぼ決まるようだ。そこからデザインコンセプトを決め、絵に起こしていく。ここで驚くのはその絵のうまさ。毎回思いますがなぜ車を書いている人の絵はあんなにリアルでうまいのか。何か必要があるからだと思いますが聞いとけばよかった。絵に起こしたあとは次にスケールモデルを作る。最初は小さいのから最後は実寸大のモデルを作る。実寸大のモデルを作るのはすごい労力がいると思った。車のデザイナーは部屋にこもってあのきれいな絵を描いているイメージがあったが、意外に粘土まみれになるらしくおもしろそうな職場だなと思った。

そして最後にしたのは新しいレガシィがどう創られたのか。明確なコンセプトを打ち出し、それに近づけるよう色んな部門の人が試行錯誤しているのがわかった。このレガシィはアメリカで一番売れているらしく、アメリカで人気のあるSUVの要素を強調したデザインに変更したらしい。これが使う人のニーズにも答え、企業も儲けるということなんだと思った。むしろ人が求めているものを作れば必然的に売れるのだと思う。これは今情報の授業でやっているペルソナやシナリオの手法にも通じるものがある。また、やはり車を作っている人たちは車好きということ。自分はそこまで車に興味がないので、よく観察したりはしないのだがフロント部分やライト、車のラインなどは光の角度なども美しく見えるように考慮されていて、とても細かい部分までこだわっていいものを作ろうとしているんだと関心した。


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10.23.2009

専門特別講義_3 ソフトデバイス 八田勉さん

専門特別講義の第3回目はソフトディバイスの八田さんがきてくれました。
ソフトディバイスは京都にある、数少ないユーザ・インタフェース、情報デザイン専門のデザイン会社です。この授業で今まであいまいだったものが少し明確になりました。


まずユーザ・インタフェースとはなんのなか。

具体的には、様々な機器やシステム、サービスがユーザにとって使いやすく、分かりやすく、かつ魅力あ るように、操作の手順や画面のデザイン、情報やサービスの内容を設計、デザインします。

昔は1つの機能のものに1つの機能で、それを見れば何に使うものか一目で把握できた。しかし、今のプロダクトは携帯などを見るとわかるように一目では何に使うものかわからないものが増えてきた。携帯は1つの形状だが、それでいろいろな機能なあるので、形状ではアフォードできなくなった。そこで必要になったのがユーザ・インタフェース。これは八田さんが僕なりの解釈と言っていたけど、自分ではかなりなるほどと思った。ちゃんとユーザ・インタフェースという形のないものにも、しっかりと存在意義があり、今までに説明できなかった部分が明快になったように感じた。

あと考え方としてもう一つ、「メールを送りたい場合、携帯のボタンを押したいわけではない。では他の方法があるのでは?」という考えに関心した。確かに今は携帯でメールを送りたい場合、携帯のボタンを押さなければならない。しかし、それはいまそう決められているからえであって、必ずそうしなくてはいけないわけではない。そう考えると、身の回りのありとあらゆるものがそう感じる。今の生活もそう考えると、もっと生活しやすくおもしろいことができるかもしれない。RE-DESIGNではなく、新しいデザインができる。そういうデザインを考えていきたい。



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10.16.2009

専門特別講義_2 内田洋行 若杉浩一さん


特別専門講義第2回は内田洋行の若杉さんが来てくれました。
若杉さんはとてもアクティブ、エネルギッシュでおもしろい人です。
若杉さんのお話を聞くのは2回目でしたが、とてもいい刺激を受けました。
デザインは呑みから始まるらしいですw
呑みニケーションです。

今回のテーマは「ユビキタス空間のデザインを実践」ということで若杉さんが普段している活動を例に使いやすい場とか新しいコミュニケーションの場について話してくれました。

自分的なポイントとしては、

・デザインは完璧である必要はない。ユーザーに考えてもらう余地を作ることで愛着を持てる。
・人とのコミュニケーションの場が忘れらている。こぎれいにまとめただけのデザインで本当に使われるのか。
・これからのデザインは形以外のデザイン。コミュニティー、新しい場のデザインが必要。

ということです。

若杉さんの場合、日本全国スギダラケ倶楽部という活動などあらゆる活動の中で、さまざまな人に出会い、またその出会いをつなげ、新しい場を作り続けている。そういうのは最初は苦労が多く、目に見える成果は出てこないが、若杉さんは継続的にやってきた結果、すばらしい成果が出てきていると思う。
しかも、それを仕事じゃなくてそういう出会いとかが好きでやっているというのがすごい。
若杉さん自体がとても魅力的な人だと思う。
尊敬しますw

地方を活性化させ、子供に夢を与えいい体験をさせてあげるのはまだまだいろいろなやり方があると思った。今だからこそ必要になってくるデザインの分野ではないかと思った。
新しい場のデザイン・・・おもしろいなw

日本全国スギダラケ倶楽部


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10.08.2009

専門特別講義_1 ソニーデザインセンター 伊藤潤さん


今日から始まった専門特別講義は、毎週、現役で活躍なさってるいろんな分野のデザイナーの方々がお話にきてくれるすばらしい授業です。
記念すべき第一回目はソニーデザインセンターの伊藤潤さんです。
長い間、ソニーのインターフェースデザインやデザインの評価など、たぶん今もみんなが使っているであろうソニー製品の製作に携わっていた方です。

今回は「楽しい、使い続けられるコンセプトを創るためにユーザー評価を活用する事例」ということで、ユーザー評価の仕方や使い方について話してくれました。
まぁまだレポートを書いてないのでまとまってませんが、ポイントとしては

・「○○という機能や商品をほしいですか?」というような調査は、プレゼンなどに利用するもので信頼性が低い。
・体験してもらったあとの言葉より、その時のリアクションの方が大事。
・使いやすいものを作ったとしても、それが流行るかは別問題。

簡単にまとめるとこんな感じだと思います。
確かに、質問をして誘導尋問的になってしまったり、言葉にしてもらうと、そこに理性が働いてしまうため濁った答えが返ってきてしまう。それも参考にしてもいいが、一番の本当の反応は使っているときや気を抜いてるときに出る仕草や言葉だったりする。
確かにもし料理がまずくても、作った人の前ではまずいとはなかなか言えない。
ただその人がいなくなると文句を言ったりする。
それと似たようなものだと思った。

そして一番ためになったのは、「使いやすいものを作ったとしても、それが流行るかは別問題」ということ。いくら使いやすいものを作っても、消費者はそれだけでは受け入れてくれない。
いくらいいものができたと思っても、本当に使う人に体験してもらうと、実は自分たちと使い方が違かったり、求めているものと少しずれていたりとわかることも多い。
むしろ使いやすさは当たり前で、そこにどうおもしろさとか、どう魅力をいれるのかが、何を作る上でも重要だと感じた。


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