8.22.2010

Book | 林真紅郎と五つの謎

2006
著者:乾くるみ

林真紅郎、元法医学者。愛妻を事故で亡くしたのを契機に、勤務先の大学を辞し、35歳の若さで「隠居」生活に入った。そんなある日、12歳の姪と行ったコンサートで事件は起きた。ステージ上のマジックで消えた女性が、トイレの個室で殴打された姿で発見される(「いちばん奥の個室」)。バラバラの謎が真紅郎の脳裏でシンクロするとき、一挙に“事件”は解決する!本格推理の傑作。
(Google ブック から抜粋


「イニシエーションラブ」が好きだったので、読んでみましたが不思議な推理小説でした。

犯人がいて、探偵or刑事などがスッキリと事件を解決してくれるというのがごく一般的な推理小説ですが、これは若干違う。
勘違いや偶然、犯人がいない事件すらもある。

「なんじゃこりゃー!これで本格的な推理小説と呼べるのか!!」

と思いながら読んでいるとするめのような味わいでちょっとずつおもしろくなってくる。

特に暗号の回などは、イニシエーションラブを彷彿とさせるような緻密さ!
思わずほぉ~となりました!

本格推理小説と言われると若干疑問ですが、読みやすい1冊となっております。


★★★☆☆



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