9.02.2010

Movie | トランスフォーマー リベンジ


2009.米
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス ジョン・ヴォイト ジョン・タトゥーロ ジョシュ・デュアメル タイリース・ギブソン レイン・ウィルソン イザベル・ルーカス
2007年に大ヒットを記録したSFアクション大作「トランスフォーマー」の続編。正義のトランスフォーマー“オートボット”との戦いに敗れた悪の“ディセプティコン”が、合体トランスフォーマーのデバステイターや、メガトロン以上に凶悪なフォールンら、新たな仲間を引き連れて再び地球を襲い、戦いを巻き起こす。マイケル・ベイ監督、主演のシャイア・ラブーフら前作のスタッフ、キャストが再結集。
(映画。com から抜粋)


相変わらず変身シーンは楽しいし、仲間や敵も増えていろんな種類のトランスフォーマーっが見れるから男の子的には非常に興奮します。
でも自分的に残念だったのはストーリー。
ヒントとかどんどん出てくるし、敵かと思ったらすぐ仲間になっちゃうしでちょっと都合よすぎなように感じました。
うまくいきすぎストーリーはちょっと冷めちゃうんですよね。

そしてそんな単純ストーリーなのに2時間半は長すぎる!
完全に途中だれるし、ここいらないだろーっていうシーンも多々ありました。

あと一番微妙だったのは、プライムたちの墓のところ。
なんでそんな壁一枚のところにあるんだっていう。。
今の科学技術なら絶対もう見つかってるだろっていう。

てな感じでストーリー的には、不満点満載でしたが、変身シーンはオススメです!


★★★☆☆



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Book | 結婚失格

著者:桝野浩一

男にとって別れはいつも「寝耳に水」。家の鍵は取り換えられ、妻の雇った弁護士から身に覚えのない非難の文書が。親権をめぐる裁判所での話し合いは、想像を絶する冷酷な展開に…。子どもたちに会いたい!男女の温度差が激しいとされる「離婚」を男の視点で描き、賛否両論を呼んだ衝撃の実録小説。
(amazon bookより抜粋)


こんなにプライベートな所を自ら赤裸々に書いていいいのかと読み手なのに心配してしまった。
読んでいると、主人公の妻がすごい悪く見えてくるんだけど、よく考えたらどっちもどっちに思えてくる。
なんか二人ともどうしようもないなって思えてくる。
二人とも駄目だ!子供が可愛そう!って嫌悪感すら覚えるけど、それが人間らしいとも思ってしまう。
絶対普通だったら見れないこういう心境や人の動きを体験できておもしろかった。


この本を読んでいると、終始主人公の味方をしたくなるが、町山さんの解説を読むと主人公の落ち度がはっきりと見えてくる。
しかもそれを読んでいると少し自分とかぶるところがあって、なるほどと思った。
気をつけなきゃ危ないw


この人はすごい生きづらいだろうな。
すごいリアルですごい痛々しい。
その中でも救われるのはやっぱり短歌でした。


★★★☆☆




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Book | 涙でリールが見えない ヴォリューム

8.29.2010

Book | 涙でリールが見えない ヴォリューム3

著者:RYO from ケツメイシ

サミー777タウンで連載中のコラム書籍化第3弾。
今回は2009年12月までの掲載分をRYOのコメントと共に収録。
巻末には音楽プロデューサーのYANAGIMANとの対談も収録。
デビュー直後から現在まで10年以上の付き合いだからこそできる 2人の本音トークは必見。
(amazon から抜粋)


相も変わらずおもしろい!!
というかこの3冊目なんて信じられない!!意外に売れてる!!
確かにBook1stとかでもけっこう取り上げられてたし、自分みたいな人が多いんですね。

そして内容も変わらずスロットのことなどは全然書いてなくて、家族との生活やPTAの仕事から本当にミュージシャンなのか!っていう内容ばかりです。この時はちょうどケツメイシも休憩中の期間だったのでなおさら。


それにしても本当に普通の人たちだなーって感じるw
普通に嫁ともケンカして、逆らえなくて、子供もやはりRYOさんの子供だなーっていう行動ばかり。
ほのぼの癒されるエッセイとなっております。
そしてRYOさんの秀逸な下ネタ。
この本の見どころはなんと言ってもここです。
くだらないながらも、巧みな日本語使いで、もはや下ネタも芸術の域なのでよろしく。

結局内容の8割は下ネタなので、下ネタ好きな人にオススメです!
いつまで続くんだろーこの本w

★★★★★




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8.22.2010

Book | 林真紅郎と五つの謎

2006
著者:乾くるみ

林真紅郎、元法医学者。愛妻を事故で亡くしたのを契機に、勤務先の大学を辞し、35歳の若さで「隠居」生活に入った。そんなある日、12歳の姪と行ったコンサートで事件は起きた。ステージ上のマジックで消えた女性が、トイレの個室で殴打された姿で発見される(「いちばん奥の個室」)。バラバラの謎が真紅郎の脳裏でシンクロするとき、一挙に“事件”は解決する!本格推理の傑作。
(Google ブック から抜粋


「イニシエーションラブ」が好きだったので、読んでみましたが不思議な推理小説でした。

犯人がいて、探偵or刑事などがスッキリと事件を解決してくれるというのがごく一般的な推理小説ですが、これは若干違う。
勘違いや偶然、犯人がいない事件すらもある。

「なんじゃこりゃー!これで本格的な推理小説と呼べるのか!!」

と思いながら読んでいるとするめのような味わいでちょっとずつおもしろくなってくる。

特に暗号の回などは、イニシエーションラブを彷彿とさせるような緻密さ!
思わずほぉ~となりました!

本格推理小説と言われると若干疑問ですが、読みやすい1冊となっております。


★★★☆☆



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8.21.2010

Movie | ワールド・オブ・ライズ

2008.米
監督:リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ ラッセル・クロウ マーク・ストロング ゴルシフテ・ハラファニ オスカー・アイザック
ロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、ヨルダンを拠点にテロを計画する大規模テロ組織の首謀者の手がかりをつかむ。そして彼は組織に潜入しようとするが、それには、狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)と、敵かもしれないヨルダン諜報部トップの協力を得なければならない。表面上は味方であっても、彼らをどこまで信用していいのか確信が持てないまま、フェリスの命を懸けた作戦実行の期限が迫る…。ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デイビッド・イグネイシアスがCIA工作員を描いた小説を映画化した、サスペンス・ドラマ。
(Cinema Cafe.net から抜粋)


ジャンル的には定番のスパイものなんだけど、普通のそれとはちょっと違う印象。
主人公のロジャーは、最強に強いわけでもないし、頭良いわけでもない。
自分を雇っているCIAとヨルダン情報部のトップとの間で振り回されていた。


この映画のキーワードは「嘘」。誰が本当に信用できるのか、誰に嘘をつけばいいのか。
結局一枚上手だったのはあっち側だったけど、中東は使えて信用に値する相手なら助けてくれる。
アメリカは捕まってしまったらすぐ見捨てる。全て本当じゃないだろうけど。
中東は信頼を大事にするし、アメリカは信用すらしない。
その対比がとてもよくわかった。


よかったのは、ラッセル・クロウ演じるホフマン。
ロジャーが向こうで頑張ってる中で、自分はアメリカで子供の世話をしながらイヤホンマイクで指令を出す様がおもしろかった。
自分は安全な場所にしながら、無理を言う。
本当にこんなんなのか疑問だけど。


この映画の体験をしたら、最後にロジャーがお金をもらわずに中東に残った理由も少しわかる気がする。


★★★☆☆



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8.20.2010

Movie | カールじいさんの空飛ぶ家



2009.米
一人暮らしの孤独な老人・カールじいさんはある日、“驚くべき方法”で冒険の旅に出発することに! それは、思い出が詰まった我が家に、無数の風船をくくりつけて、大空を旅するというものだった…。『モンスターズ・インク』のピート・ドクター(監督)と、『ファインディング・ニモ』の脚本を手がけたボブ・ピーターソン(共同監督)がタッグを組んだ感動作。ピクサー初のディズニー・デジタル 3-D版同時公開。
(Cinema Cafe.net から抜粋)


相変わらずピクサーにはずれはありませんね。
今回はガラクタの山とか海とかが舞台じゃなくて、あんまり大変そうに見えないけど、風船の透け具合とかを計算するのが大変だったらしいです。
そこを頑張ったせいか、風船が一斉に出てきて、家が浮き上がるシーンは圧巻です!
大量の風船のカラフルさと綺麗さに鳥肌ピン子立ちでした!

人生経験少ないからか、泣くと言われた冒頭のシーンでは泣くことはできませんでしたが、カールじいさんが徐々に心変わりして新しい大事なものを見つけたときは感動しました。
冒頭のシーンではほとんどセリフがなく、テンポよくポンポンと話が進んでいくのですが、それでも何があったかわかるのはさすがだなと思いました。

じいさん体力ありすぎだろ!とか犬しゃべるのか!とか都合が良すぎる場面も多々ありましたが、それを補える楽しさでした。
ピクサーの独特のユーモアも好きです。

これはもう少し大人になったらもっと良さがわかる作品mではないかなと思いますので、あと10年くらいたったら見返したいと思います。


結婚されてる方にオススメです!


★★★★☆



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8.14.2010

Movie | ジョゼと虎と魚たち

2003.日本
監督:犬童一心
出演:妻夫木聡 池脇千鶴 上野樹里 新井浩文

芥川賞作家・田辺聖子の同名短編小説を、「金髪の草原」の犬童一心監督が妻夫木聡と池脇千鶴主演で映画化したピュアで切ないラブ・ストーリー。ふとしたキッカケで恋に落ちたごく普通の大学生と不思議な雰囲気を持つ脚の不自由な少女、そんな2人の恋の行方を大阪を舞台にキメ細やかな心理描写と美しい映像で綴る。大学生の恒夫は、ある朝、近所で噂になっている老婆が押す乳母車と遭遇する。そして、彼が乳母車の中を覗くと、そこには包丁を持った少女がいた。脚が不自由でまったく歩けない彼女は、老婆に乳母車を押してもらい好きな散歩をしていたのだ。これがきっかけで彼女と交流を始めた恒夫は、彼女の不思議な魅力に次第に惹かれていくのだが…。
(Yahoo 映画から抜粋)



痛々しい映画だったなー。
ずっと見たかったけど、やっと見れました!


足が不自由な相手を好きになっての、理想と現実との葛藤がホントに痛かった。
あのあとがどうなったのか気になるけど、結局背負い切れなかったのかな。
楽しそうな旅の中での、弟の電話で「兄ちゃん、怯んだ?」とか最後に泣いているシーンとかすごい現実的で悲しかった。


池脇千鶴の役も妻夫木の役も上野樹里の役もみんな性格的に綺麗じゃないし、むしろ汚い。
でも逆にそれがリアルで、物語が美しくなっている気がした。

そしてジョゼがとても印象的。
とても強いんだけど、とても弱い。ジョゼ的にはどうだったんだろう。
今まで行けなかった世界に行けるようになって本当に楽しそうだったのにと思ってしまう。
ジョゼが愛おしくなってくる。


この映画に出てくる役者さんはみんなよかったな。
音楽もくるりでぴったり!
エンディングの「ハイウェイ」がしみわたってきます。


ジョゼがいい!池脇千鶴がいい!
オススメです!!


★★★★★



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8.12.2010

Book | シアター!

著者:有川浩

小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた...そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが...。
(Google ブック より抜粋)


おもしろかった!
やっぱりこういう演劇とかサブカルチャー題材のものは好きみたいです。

この話のおもしろいところは兄である司の劇団の再生っぷりにあると思います。
社会人としての能力を持って、劇団を再生していくのですが、劇団の人たちがお金なんてどうでもいいていうのもわかる。
制作目線から劇団のことを見れるっていうのも新鮮だったと思います。

そしてさらに司のいいところは、演劇を経験していない分、劇団の人たちの特有の喜びというか輪に入れなくて、悔しいというかちょっと悲しいというかそのなんとも言えない感情がとてもよかったです。
すごい共感できたし、謎にキュンキュンしました。

全体の流れとしては、かなりうまくいきすぎ感もありますが、なんだか夢を与えてくれる作品だったと思います。

有川さんの作品は初めてでしたが、とても読みやすかったので、また読んでみたいと思います。
とりあえずお兄さんのツンデレっぷりというか、弟をほっとけない感じが良かったです。


★★★★★



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Book | 東京R不動産

著者:東京R不動産

古ぼけたオフィスビルが、絶景の見えるマンションに。元印刷工場が、格好いいガレージハウスに…etc.視点を変えると、新しい住まい方が見えてくる。「東京で一番面白い不動産屋」の物件案内。
(Google ブック より抜粋)


自分的にとても好きな本でした。
実際にある変わった不動産屋さんの本で、今まで扱ってきた変わった不動産を紹介している本です。

海外のロフトような部屋や昔ながらの部屋などを紹介していて、その多くが賃貸なのに改装は自由。
そこに住む人たちが思うがままにいろんな部屋に住んでいました。

自分が特にお気に入りなのが、オフィスビルの屋上がついている物件。
何かのドラマの影響からか、都会の真ん中のオフィスビルの屋上でお風呂に入ったり、たそがれたり、BBQをしたりと憧れているのです。
そういうのって、どうやって見つけるんだろうと思ったらこれに載っていました!
もし、家を借りる時は、この東京R不動産で借りたいなーと思いました。


ちょっと人とは違う変わった部屋に住みたい人にオススメです!



★★★★★



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Book | 蹴りたい背中

著者:綿矢りさ

“この、もの哀しく丸まった、無防備な背中を蹴りたい”長谷川初実は、陸上部の高校1年生。ある日、オリチャンというモデルの熱狂的ファンであるにな川から、彼の部屋に招待されるが...クラスの余り者同士の奇妙な関係を描き、文学史上の事件となった127万部のベストセラー。史上最年少19歳での芥川賞受賞作。
(Google ブック より抜粋)


うーん、共感できなかったしこれを書いて何を伝えたかったのかわからなかった。
確かに芥川賞受賞作だけあって、描写もきれいだしなんだけど。。
あとがきを読むとなるほど!って思ったし。
あとがきを読まないとわからないなんてまだまだだなーって思ったけど。
もっと繊細に読まなきゃな。


確かにここら辺の年齢の時は、もんもんとした世の中への不満とか自分ってなんだったんだろう的なものはあったけど、それで蹴りたくなっちゃうってアブノーマルだなーって。
しかも本当に蹴っちゃうとかすごいだろ!
もうあの年齢を超えてしまったからわからないのかなー。
あのころに戻って読んでみたい一冊ですね!

とってもSな人にオススメです!


★★☆☆☆



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Movie | ウォッチメン

2009.米
監督:ザック・スナイダー
出演:パトリック・ウィルソン ジャッキー・アール・ヘイリー ビリー・グラダップ マリン・アッカーマン マシュー・グッド

かつて、世界を揺るがした事件の陰に、人々を見守り続けた“ウォッチメン”と呼ばれるヒーローがいた。だがいま、一人のウォッチメンが暗殺されたことをきっかけに、次々とヒーローが姿を消していく。その事件の裏には、顔の無い謎の男の存在があった。果たして誰が、何を仕組んでいるのか…? やがて、想像を絶する巨大な陰謀が動き出す――。あるスーパー・ヒーローの殺害事件を軸に、生き残ったヒーローたちのサバイバルを描いた群像ドラマ。アラン・ムーアの人気グラフィック・ノベルを『300』のザック・スナイダーが映画化。
(Cinema Cafe.net から抜粋)


アメコミ作品なので軽い気持ちで見たら、全然別物でした。
まず最初がとってもわかりにくい。
今までのアメコミ作品のような、明るさはなく全体的にダークトーン。
単純なアメコミ作品を期待していた自分にとっては、ちょっと残念感すら出てきてしまいました。


話の内容としては、いつも悪をやっつけるヒーローにも葛藤や苦悩があるんだよ。
自分たちも人間なんだよみたいな作品でした。
クライマックスも皮肉が聴いててよかったのですが、黒幕とかも特に驚くわけもなく、やっぱりねって感じで、結局世界的にはうまくいっちゃってなんとも言えない後味。


やっぱりヒーロー作品は、単純に興奮できる作品がいいなーと感じる作品でありました。
良い作品であるっていうのはわかるんだけどねー。

いつも活躍しているヒーローの内面を知りたい人にオススメです!

★★★☆☆



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