8.14.2010

Movie | ジョゼと虎と魚たち

2003.日本
監督:犬童一心
出演:妻夫木聡 池脇千鶴 上野樹里 新井浩文

芥川賞作家・田辺聖子の同名短編小説を、「金髪の草原」の犬童一心監督が妻夫木聡と池脇千鶴主演で映画化したピュアで切ないラブ・ストーリー。ふとしたキッカケで恋に落ちたごく普通の大学生と不思議な雰囲気を持つ脚の不自由な少女、そんな2人の恋の行方を大阪を舞台にキメ細やかな心理描写と美しい映像で綴る。大学生の恒夫は、ある朝、近所で噂になっている老婆が押す乳母車と遭遇する。そして、彼が乳母車の中を覗くと、そこには包丁を持った少女がいた。脚が不自由でまったく歩けない彼女は、老婆に乳母車を押してもらい好きな散歩をしていたのだ。これがきっかけで彼女と交流を始めた恒夫は、彼女の不思議な魅力に次第に惹かれていくのだが…。
(Yahoo 映画から抜粋)



痛々しい映画だったなー。
ずっと見たかったけど、やっと見れました!


足が不自由な相手を好きになっての、理想と現実との葛藤がホントに痛かった。
あのあとがどうなったのか気になるけど、結局背負い切れなかったのかな。
楽しそうな旅の中での、弟の電話で「兄ちゃん、怯んだ?」とか最後に泣いているシーンとかすごい現実的で悲しかった。


池脇千鶴の役も妻夫木の役も上野樹里の役もみんな性格的に綺麗じゃないし、むしろ汚い。
でも逆にそれがリアルで、物語が美しくなっている気がした。

そしてジョゼがとても印象的。
とても強いんだけど、とても弱い。ジョゼ的にはどうだったんだろう。
今まで行けなかった世界に行けるようになって本当に楽しそうだったのにと思ってしまう。
ジョゼが愛おしくなってくる。


この映画に出てくる役者さんはみんなよかったな。
音楽もくるりでぴったり!
エンディングの「ハイウェイ」がしみわたってきます。


ジョゼがいい!池脇千鶴がいい!
オススメです!!


★★★★★



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