もうすぐエコデザイン展です。
11.30.2009
もうすぐエコデザ展
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11.27.2009
KREVA CONCERT TOUR '09-'10 「心臓」 ROUND2
11.26.2009
専門特別講義_7 建築家・プロダクトデザイナー 黒川雅之さん
今回は建築家であり、プロダクトデザイナーの黒川雅之さん。
黒川雅之さんは建築とプロダクトの両方を扱っている。そんな黒川さんだからこそ、ものも環境と言っていた。椅子は2つの面を持っていて、座るほうが母親のような胸性。背もたれの方から見るとおやじの背中のような感覚がある。背もたれと座面がまるで母親の膝の上のようで、包みこまれるような感じがするという。一方で背もたれの方から見ると、どこか冷たい親父の背中のよう。母が空間や環境で親父の方は物性。このような考え方は今までになくておもしろいと思った。そうゆうように違う視点から見たら違うデザインが生まれるかもしれない。
黒川さんには8つの概念がある。
1つ目は素材。素材というのは地球そのものである。究極を言えば、石に腰かけるだけで椅子になる。そう考えると、複雑なデザインはいらないのかもしれない。素材はもう用意されている。あとはそこにどう手を加えるかだけなのだから。
2つ目は群体。群体とは全体を見ず、隣のことだけがわかる未完成の集団のこと。みんなが同じではつまらない。みんながみんな違う意見を持っているからこそ意味があり、おもしろいのではないか。
三つ目は破綻。死ぬから花は美しい。終わりがあるからこそやれることがあり、何事も終わりと始まりがある。よく聞くあたりまえのことだけど考えてみると、壊れるからこそ人への配慮が考えられ、壊れそうだから人はそれを大事にしたりする。わかりやすいようにただ丈夫で壊れにくいものではなく、そういう人にある程度、委ねたデザインもおもしろい。
4つめは気配。デザインはかわいいいとかかっこいいとかだけで考えられる単純なものではない。おもしろかったのは、日本の建築は傘の家と呼ばれ、開いた建築である。これは男性性のある建築で、ヨーロッパなどは箱の家と呼ばれ、閉じた建築である。これは女性性のある建築。建築の世界にもそういう考え方があるんだ。おもしろい。他にはあと、偶然、沈黙、曖昧、原型という言葉だった。
そのあとは、黒川さんの会社「株式会社ケイ」についてのお話だった。作りたいものを作らないとおもしろくない。その通りだと思う。それをするのは難しいかもしれないけど、やり続ければだんだんファンもえきてくるのかもしれない。
学校は企画するところまでしかあまり教えないが、デザイナーはその後のことまで考えるべき。確かにそこまで考えないといいデザインはできないのかもしれないと思った。その後っていうのは製造の仕方とか宣伝とかそうゆうこと。
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