
出演:マチュー・アマルリック アマニュエル・セリエ マリ=ジョゼ・クローズ アンヌ・コンシニ パトリック・シュネ
「ELLE」編集長として幸せな人生を送っていた男が突然の脳梗塞により、体の自由を奪われ動くのは左目だけとなってしまう。20万回の瞬きで自伝を綴った実話を元にした映画。
普通の感動ものを想像していたけど全く違った。
この映画はありとあらゆる方法で左目しか動かない苦悩を見せつけてくれる。
意識があるのにしゃべれない。相手に伝わらないというのはもどかしくて恐ろしいことだと感じた。
タイトルの潜水服というのは患者の状態を表わしていて、映画ではうまくビジュアルで表現されていた。
開始してから1時間くらいはずっとカメラは患者の目線で映像を映し続ける。
1時間くらいたつと一転してカメラは普通の映画のように全体を映し始める。
これはちょうど主人公が自分の状況を前向きに考え始める場面でしゃべれないし、動けない分の心理表現をこういうところでやってるんだなと思った。
感動したのは、体は動かなくても心は自由なんだとわかれたこと。
主人公は頭の想像力の中だけでいろんなところに旅をして、さらには自伝を書きあげた。
人ってすごいなと感じられる場面だった。
そして自伝を主人公と共に20万回の瞬きを記録したのもすごい!
これが実話とは・・・。
そのうち必ずその自伝を読もうと思います。
やっぱフランス映画は雰囲気がいいです!
ふんわりとなにかに浸りたい時にオススメです!
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