10.29.2009

専門特別講義_4 スバル 石井守さん


今回はスバルの石井さんがお話に来てくれました。うちの車はスバルのレガシィなので楽しみにしていました。最初のお話はまずデザインとは何かというお話。やっぱり使う人の気持ちや生活をよくすることは当たり前だが、プロとしては企業的にて儲かり、またお客さんの要望も満たすという両方を満たすことが重要ということでプロの大変さを再確認した。

車のデザインについての話はすべてが初めて聞くことなので大変興味深かった。まず車は作るのに約5年。そして販売に5年と、車は10年先を見据えて作らなければいけないという大変長丁場なもの。10年後を考えながら物を作るっていうのはどう考えていくのだろうと思った。自分はそういう何年後はどんなニーズがあるとかを考えながらデザインを考えたことはないのでやってみたいと思った。

車はたくさんの工程を経て、完成に至る。まず車のデザインでは人間と荷物とエンジンと4つのタイヤをどこに置くかでデザインがほぼ決まるようだ。そこからデザインコンセプトを決め、絵に起こしていく。ここで驚くのはその絵のうまさ。毎回思いますがなぜ車を書いている人の絵はあんなにリアルでうまいのか。何か必要があるからだと思いますが聞いとけばよかった。絵に起こしたあとは次にスケールモデルを作る。最初は小さいのから最後は実寸大のモデルを作る。実寸大のモデルを作るのはすごい労力がいると思った。車のデザイナーは部屋にこもってあのきれいな絵を描いているイメージがあったが、意外に粘土まみれになるらしくおもしろそうな職場だなと思った。

そして最後にしたのは新しいレガシィがどう創られたのか。明確なコンセプトを打ち出し、それに近づけるよう色んな部門の人が試行錯誤しているのがわかった。このレガシィはアメリカで一番売れているらしく、アメリカで人気のあるSUVの要素を強調したデザインに変更したらしい。これが使う人のニーズにも答え、企業も儲けるということなんだと思った。むしろ人が求めているものを作れば必然的に売れるのだと思う。これは今情報の授業でやっているペルソナやシナリオの手法にも通じるものがある。また、やはり車を作っている人たちは車好きということ。自分はそこまで車に興味がないので、よく観察したりはしないのだがフロント部分やライト、車のラインなどは光の角度なども美しく見えるように考慮されていて、とても細かい部分までこだわっていいものを作ろうとしているんだと関心した。


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