
グラフィックデザイナーの原研哉。
武蔵野美術大学の教授でもある。
この本はその大学のゼミで行ったことが本になっている。
毎年、ひとつの言葉・テーマを決めて学生がそれぞれ研究する。
今回、この2006年度版のテーマは「皺」。
この本は「皺」をテーマにし、皺とはなんなのか、実は人の生活にはたくさんの皺が隠れていることを教えてくれる。
「皺」という普段何も気にしていないものが、新たな観点から提示されると意外な発見があっておもしろい。中には「皺」と対称にある「張り」を感じさせるものもある。
皺とはある意味年月の積み重ねで人間も年を負うごとに皺が増えていく。
しかし、それは人間にも当てはまり、例えば服とか海外に送られた郵便物。
このようなものも本の中で実験されている。
普段誰も気にしないようなことを突き詰めるのはおもしろい。
誰も気にしないからこそ、固定概念がなくいろんなアプローチがある。
0 件のコメント:
コメントを投稿